カーボンニュートラルの実現に向けて、ポイントとなるのが電炉による製鉄です。鉄鉱石と石炭を原料とする高炉での製法に比較して、CO2排出量は1/4ほどです。その際に、重要な原料となるのが「鉄スクラップ」です。高炉から電炉への移行が進んでいく中で、私たちが供給する鉄スクラップへのニーズはますます高まっています。

鉄スクラップは廃棄物となった鉄資源を集めてつくられます。これらは建物の解体や廃棄された電化製品、さらには自動車の製造工程から発生するものなど多種多様。こうしたスクラップは計画的に発生させることが難しく、必要な量の確保、安定供給しにくいという特徴を持っています。私たちの強みは、全国に点在する多数のスクラップ集荷・加工会社と信頼関係を築き、メーカーが求める鉄スクラップの品質や量を見極めながら適切に供給すること。また、国内・国外を問わず余剰地区から不足地区へ供給もしています。私たちならではのコーディネート力が発揮されているのです。