ベントフィックスは、世界的な規模で公園池、ため池、地下構造物防水、廃棄物最終処分場、土壌・地下水汚染対策などに使用される、天然素材のベントナイト系遮水材です。ナウエ社は、1994年にISO9001に認証されており、信頼性が最も高く環境にやさしい天然素材として近年注目されています。
ベントフィックスは、ベントナイト(粉状Na型ベントナイト)を強靭で柔軟性のあるポリプロピレン系の不織布と織布で挟み込み、不織布・織布間を200万本/㎡以上のニードルパンチでマット状に結束加工し、ベントナイトの流失・偏在を抑止させた柔軟な三層ないし四層構造の遮水マットです。

- ● 劣化のない、半永久的な遮水材です。
- ● 遮水層に生じた穴や亀裂を自己修復する機能があります。
- ● 接合は重ね合わせるだけの簡単な敷設。
- ● 釘打ちによる作業が可能。
- ● 下地盤との馴染みが良好。
- ● 世界各地で多くの実績があります。
ベントフィックス標準タイプの断面構造(3層構造)
ベントフィックスX2タイプの断面構造(4層構造)
2重の遮水構造でより高機能な遮水層を形成します。
ベントフィックスの製品規格
項目 | ベントフィックス | ベントフィックスX2 |
---|---|---|
厚さ | 6.0mm | 6.0mm |
幅 | 2.5m | 2.4m |
長さ | 25m | 25m |
ポリエチレンコーティング | ー | 200g/ m² |
透水係数 | 5×10-11m/s | 5×10-12m/s |
膨潤力 | 24ml | 24ml |
製品名称 | 梱包 | 用途 |
---|---|---|
粉状ベントナイト | 25kg/ 袋 | ベントフィックス接合補助剤 |
■敷設(重ね合せ幅=標準20cm)
ベントフィックスは、ロール単位の重量があるため、クレーン等の重機で吊り下げた敷設方法をお薦めしています。敷設方法は、マットに20cm以上の継ぎ目幅(重ね幅)を確保し、双方の接着部分にベントナイト(粉状)を散布して重ね合わせ密着させるだけと、特別な技術も必要なく、どなたにも簡単に敷設いただけます。

■接合処理
シート相互の重ね合せ部の被着面には粉状ベントナイト(1m2当り1kgを目安)を散布し、しわ等のないように双方を密着させる。
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標準20cmの重ね幅を確保
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粉状ベントナイトを散布
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ベントフィックスを重ね合せる
ベントフィックスの施工事例
■除染仮置及びばいじんのキャッピング処理等
■河川堤防
■防潮堤